磯江毅 遺作展 ( 練馬区立 美術館 ) ＆ 大友義博 個展 （ 日本橋 三越 本店 6階 美術 サロン ）

：2011/8/2　：福井欧夏の生活日記　：(2)

本日で明日の白日会展が終了致しました◎
御多忙中にも関わらず会場にお越し頂いた皆様、誠にありがとうございました！
さて、お話は変わりますが先日練馬区立美術館まで念願の磯江毅さんの遺作展を観に行きました。

http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/
練馬は結構近いのでちょっと得した気分になります◎
やはり素晴らしかったです。
今まで画集でしか見た事のなかった作品や全く見たことのないドローイングも数多く見る事が出来ました。
磯江さんの作品を見るといつも背筋をピンとさせられると言うか、気持ちをリセットさせられる気がします。
“もっともっと良く視なさい” と言う声と “視ようとして見えてくる物に無駄な物なんて無いんです” と言う様な声が聞こえてくる気がして。
それと同時にとても楽な気持ちにさせてもらえると言うか。。
いつも発想発想って考え込んでしまうけれど、眼と感情で視ようと思って見つめてれば、じっくり腰を据えて見るだけでこれだけ美しい要素が目の前に広がっているんだとか。
磯江さんの絵を観ると素直にそう思わされるんですよね。
僕だけかも知れませんが、磯江さんだけでなく日本に居る同世代のスペインリアリズムを追求している作家の制作に対するお話なんかを紙面で目にしたり、実際に作家さんとお話したりすると、その制作に対する誠実さにはいつも唸らされると言うか、尊敬すらしてしまうんですよね。凄く共感させられます。
言葉が凄く伝わるし、とにかく絵に対するスタンスや考え方が誠実で素晴らしくて、いつも僕ももっともっと頑張らないと！って思わされる事が多いんです。
だから、制作で行き詰まったり悩んで固まってしまう時には必ずいつも磯江さんやスペインリアリズム系の作家の画集やインタビュー記事なんかを読んで気持ちをリセットしています。
僕がこだわっている現場主義も磯江さんやワイエスの言葉にもある様に “視ようと思って視ない限り、ものの本質は見えてこない” と僕も思うし、現場でやる意味もほぼ薄れてしまうんだと思うんですよね。
ワイエスの絵も視ることの素晴らしさや、生きている感動を描けているからこそ魅力があるんだと思うんです。
現場でやる以上はやっぱり 肉眼で視続けた事や、対象が目の前にあるという魅力が表現出来ないと◎
今回の展示は僕にとっては本当に勉強させられる事ばかりなんです。
磯江さんの作品をこれだけ１度に観ることが出来るのは今後もしかしたら無いかも知れませんね。
僕は最低あと２.3回は美術館に足を運ぼうと思っています◎
行ける方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
※またまたお話は変わりますが、オススメ展示のお知らせです◎（笑）

　　　　　　『 夏に向かう 』　P30号
白日会の兄貴分で、かな～～り！あの方面でもこの方面でも、更にはえっ！こんな事まで～～っ！！ってくらい色々な事でホ～ントお世話になっています先輩（笑）であります “大友義博” 画伯の個展のお知らせです◎
白日会では１、２を争う素描力の持ち主で、僕も大友さん相手には全く歯がたちません。ホント。。（汗）
日本版サージェントとでもい言うべき筆さばき☆そして色彩もとても美しいです◎
個展会場は日本橋三越本店6階美術サロンにて。
銀座線三越前駅下車です。
その大友義博画伯ホームページです。↓
http://members3.jcom.home.ne.jp/otomo-yoshihiro/new1.html
是非是非お時間のございます皆様はご高覧下さいませ！
今回の 週間フクイ も文章が長くてすみません。。ま、今回珍しく真面目な内容だから許して下さいね～（笑）
文章解りづらい所が多々あるかも知れませんが、どうかそれも多めに見てやって下さーい！
ではでは SEE YOU NEXTWEEK!!　 BYE BYE!!　　　以上 週間フクイでした◎
　
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