ジムの友人がついに！日本タイトルマッチ決定～～っ！！

：2011/8/22　：福井欧夏の生活日記　：(2)

えー昨日でとりあえずようやく一つ目の山が終わりましたので、今週の週間フクイはちょっと身近での嬉しいニュースを◎
今回はちょっとドキュメンタリータッチで友人の紹介をさせて頂きます。
レイアウト都合上出来ればパソコンで見てほしいです◎（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”情熱大陸”を観てる感覚でご覧下さい。（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　凉野康太 –kouta suzusino–

まず凉野選手のボクサーとしての紹介を兼ねて日本ランキング入りする前の試合戦績とこれまでの説明をネット上の記事から抜粋させて頂きました。↓
凉野はフェザー級戦国史を語る上で欠かせない存在。言葉は悪いかもしれないが、名脇役と言ってもいいかもしれない。どこぞの選手が、絶対勝てる相手を偽装して連れてくる中、涼野は格上の実力者と常に戦い続けてきた。誰がこんなマッチメイクの望むだろうか。
2003.2.15　矢代義光　　　 ８Ｒ（０－３）判定負け（７４－７８　７４－８０　７５－８０）
2003.8.11　阪東ヒーロー 8Ｒ（３－０）判定勝ち（７８－７６　７７－７６　７７－７６）
2004.12.9　高藤敏郎　　　 ８Ｒ（３－０）判定勝ち（８０－７４　８０－７５　８０－７5）
2005.5.26　澤永真佐樹　　８Ｒ ドロー　（７６－７７　７８－７７　７６－７６）
2005.5.26　宮田芳徳　　　10Ｒ（３－０）判定負け（９３－９８　９４－９７　９４－９7）
2006.7.19　塩谷　悠　　　 ８Ｒ（３－０）判定負け（７４－７８　７５－７８　７５－７７）
2008.12.7　阿倍元一　　　８Ｒ（３－０）判定負け（７５－７９　７５－７８　７５－７８）
2007.5.24　渡邊一久　　　８Ｒ（３－０）判定負け（７６－７９　７５－７８　７５－７８）
2008.3.5　　三浦数馬　　　８Ｒ（３－０）判定負け（７５－７９　７６－７８　７６－７８）
　　　　　　　　　　　
このレコードを見れば、涼野の１０敗がいかに意味のある１０敗かがご理解いただけるだろう。
1999.1.29にドローでデビューして以来１０年。涼野の１０年は常に光によってできた影の存在そのものであった。
そんな涼野が１０年の時を重ね、再び日本ランカーに挑む。

そしてその試合で….

みごと相手をノックアウトし、念願の日本ランキング入りを果たす！
その時のある記者の記事。
10年。10年である。１０年間、日陰の全く日の当たらない場所にいた男が、ついに、ついに、ついに、日本ランクを、太陽の光をその身体に浴びた。A級に昇格し、闘ってきた相手はすべて日本ランカーやその後日本チャンピオンになる人間ばかり。いつも咬ませ犬であった。それでもこの男はめげることなく黙々と戦い続けた。対戦相手がまばゆいスポットライトを浴びる中、常に頭をたれてリングを降りて行った。
　そんな日陰の男が、今リングの上でインタビューを受けている。１０年かけてたどり着いた日本ランク。逃げない男の今後はどんな道が待っているのか。
　1回の失敗ですべてがおしまいだと思っていた自分が情けなくなる。チャレンジ、チャレンジ。負けても負けても常にチャレンジしてきた涼野康太。こんな選手がいるからこそ、ボクシングというスポーツは社会の片隅で貴重な光を発しているのであろう。
■　凉野選手のこれまでの戦績　 32戦18勝(5KO)12敗 3分
《 2001年 B級トーナメント優勝、2002年 A級トーナメント準優勝 》
という事で、もう僕のブログでも何回か紹介させて頂いておりますジムの大先輩であり、ジムではめっちゃめっちゃお世話になっております友人の凉野康太さんがついに、ついにスーパーフェザー級での日本タイトルマッチが決定しました！
凉野さんは本当絵に描いた様な素晴らしい人柄でこんな優しい人が居るのかって位に人に優しく後輩や練習生の面倒見も良くてジムの後輩や練習生全員からも物凄～～く愛されている人なんです☆
僕の個展にもわざわざ遠出して観に来てくれるんですよ◎
でもいざ試合になると正反対のめちゃくちゃファイターで、とにかく、攻める! 攻める!! 攻める !!!
素人の人が観ても毎回絶対に楽しめる試合内容です◎
漫画に例えて言うと ”はじめの一歩” に出て来る主人公の 一歩 みたいな感じですね☆
デンプシーロールは使いませんが (笑)　人柄とファイトがね◎
そうそう、余談ですが以前、ヤングサンデーに掲載されていたボクシングマンガ『パラダイス』の主人公のモデルにもなっている方なんですよ。

主人公の名前も本人から取って凉野なんです（笑）このマンガに出てくるキャラクターや名前はほとんどが僕のジムの関係者なんですよ～（笑）
あと、僕ネタでもう数年前のお話なんでカミングアウトしちゃいますが、僕も以前エキシビション系の試合に出た事があって、その時に凉野さんには本当～にお世話になりました。。。
試合前にスパーリングで毎日毎日ボコボコにされてナーバスになってる僕に熱心に声を掛けてくれて。
熱心に相手してくれて。。そのすごい優しさがナーバスな気持ちに響いて家に帰って号泣したこともありました。。（笑）
僕はキャリアだけはあるもののプロじゃないですからね、基本ただのオッサンですから（笑）
そのただのオッサンをジムで最強の人が気を使って熱心に指導してくれてるんですから凉野さんの懐の深さがどんなもんかが分かると思います◎
で、試合前日でいささか緊張気味な僕を見抜いて『これ明日使って下さい！』って、なんと自分の愛用のグローブを貸してくれたんです◎
いやー本当ドラマに出てくる様な事をサラッとしてくれて（泣）
お陰で気合い入って試合当日も全く緊張せず、かなり健闘できました◎↓

着けてるグローブはその時に借りた物です◎
話は戻りますがボクシングの世界っていうのは本当厳しい状況で。。
ボクシングにちょっとでも詳しい方には分かると思いますが僕らのジムは試合の主催者側に回れる様な大手のジムとは違い小さなジムなので試合でも色々と不利な事が多く凉野さんも今まで数多くの試合の判定で苦い思いをしてきています。
そういった数々の苦労を知っているから今回の話は僕を含めジムの皆が本当に嬉しい知らせで◎
デビューから12年。
凉野さんももう29歳。本人にとっては半ば引退決意を決めた矢先の話だっただけに最初は本人も素直に喜べずにかなり悩んでいましたが、やると決めた以上はヤル！！これからの先の人生に自信を持つために！という新たな決意のもとに今は今までに無い気合いの入った練習に毎日明け暮れています◎
ホント減量しながら良くここ迄やれるな～って。。自分の練習忘れてポカ～ンと見入ってしまいます、、（笑）
バルセロナオリンピック柔道男子金メダリストの古賀稔彦選手がオリンピックで試合直前に靭帯損傷の大怪我をしたにも関わらず奇跡の金メダルを取った時の事を先日テレビのコメントでこう言っていたのを思い出しました。
『成功する人間とそうじゃない人間の違いは、体力の差でも、知識の差でもない。意志の差だ。』
と。　今ある凉野さんの姿を見ていると正にそう思います。
どの世界でもこの事って一緒だと思うんですよね。だから僕らもそれぞれの世界で頑張らないと！！
先日ジムに行った時もジム全体が今まで見た事もない位に凄い活気に満ちていて(ジムから湯気が出そうな感じ◎（笑）)その真ん中に凉野さんがいて火の着く様な勢いでサンドバックを打ち込んてました！
何だか練習生皆の”気”をもらいながら練習している様に見えましたね☆
本当試合が楽しみです！
そうそう、先日もジムで本人と話していたのですが涼野さんとは何年も前に日本チャンピオンになったら絵を描かせてもらいます！っていう約束をしているので勝利してそれが叶う事を願ってます◎
あ、ちなみに僕は普段はぜ～ったいに男は描きませんからね～！！（笑）
とにかく凉野さんのボクシング人生を掛けた集大成とも言える試合がもう目の前！！
当日はジム一丸となって火の着く様な応援しまっせ～！！
　　　　　　　　　“頑張れ、康ちゃん！！”

■ 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ
岡田誠一(日本スーパーフェザー級チャンピオン)×涼野康太(同級6位)
2011年 ９月３日（土）
試合会場 後楽園ホール
開館17:30 試合開始17:45～(おそらくタイトルマッチは20:00位に試合開始だと思われます。)
■ チケット：RS席 10000円、Ｓ席 5000円、先着自由席 3000円 です。
お時間がある方で格闘技好きな方、ボクシングに興味のある方は是非とも宜しくお願い致します！
後楽園ホールにで涼野選手を一緒に応援しましょー！！
■福井欧夏（公式HP）http://www.ouka-world.com/
■メール：info@ouka-world.com