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作品を生み出すということ。(日展 研究会)

:2008/9/24  


昨日は日展の研究会でした。今回の出品作は自分の作品の中では少し大人しめの画面作りだったので先生方から何を指摘されるか予想が付かずにとても心配だったんですが講評では大幅な画面変更はなかったので後は期日までにどこまで”自分らしさ”を表現出来るかだと思います。
よく言われる画風が”古い”とか”新しい”とかなんて事は自分にとってはどうでも良くって、この″自分らしい″という事が僕にとっては1番大切で、それが今回の作品ではずっと引っかかっていて、つい先日まで悩み続けて正直筆が止まっている状態に近かったんです。このままで本当にいいのか?と。
何人かの先輩や先生方から日展はもう少し普通な画面作りにした方がいいんじゃないか?と、ここ何年か言われ続けて、今回は日展の傾向など色々なつまらない事を考え過ぎて自粛してしまい、いつもの自分の作品らしくなくなってしまった気がしてずっと悩んでいました。
でも、もしかしたら、その幾分自分らしくないと思える作品を一生懸命描いて自分のモノにする事で実は新しい自分が開拓出来るんじゃないのか?そう思い始めてから少し気が楽になり、気持ちが入り始めて来ました。そして2日前辺りからようやく自分らしいものとして作品が呼吸し始めたように思えて気持ち良く制作出来る様になってきました◎
廻りの人が自分の作品をどう言おうが構いませんが、表現する立場の人間が作品に疑問を持っていて観る人を引き付ける様な良い作品が描ける訳が無いと思うんです。
だから今まで毎回自分が納得すべくコンセプトをその作品に見い出す事で気持ちを高め、本当に自分が好きだと言える作品に結び付けていく自分の制作スタイルでやってきました。
※白日会で一番お世話になっている先輩の丸山先生からも「今はきっと色んな事について悩む事が必要な時期なんだよ」言われました。
確かにそうなんだと思います。そうやって色んな壁にぶつかって、それを思い悩んで苦しんでクリアーして周りの先輩や先生方も成長していったんだと思うから。真剣にやっていれば摩擦や悩みは付き物だと思いますから。
◎とにかくようやく″峠を越えた″この作品に、あとはどこまで”自分らしさ”を表現する事が出来るか。弱気になっていた今までの自分に反撃開始すべく、残り二週間を必死にもがいてみたいと思います!
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