明日より 日展 開幕 !（六本木 新 美術館）

：2008/10/30　：福井欧夏の生活日記　

今日は明日の開幕に先駆けて出品者に向けての日展の内覧会が行われました。その後は会場を上野に移しての懇親会があり、写真の通りの大賑わいでした。⇧
そして、全体での懇親会の後は白日会の出品者だけでの懇親会がありました。
その懇親会の席で今回の審査員の先生方とお話する機会があり、今回の自分の作品についての意見を丁寧にお話しして頂きました。
お話を聞いていて解った事は、一言で言ってしまえば、僕は過去の自分に負けたと言う事。
僕は今まで審査というものを浅く認識していました。審査というのはあくまで相対的な評価だけで行われものと思っていました。でもそれだけではなく、もっと個人的な、その人自身の成長も見ているという事でした。
例えば僕の様に一度特選を受賞した者はその作品を上回る作品が描けなければ二度目の受賞は無いと言う事。
良く考えてみれば当然の事ですよね、前回よりも成長が見え無い作家に賞なんてあげられる訳が無い。つまりは〝自分の敵は自分〟なんだと。。
とても解り易い納得のいくシンプルな答え。
今まで胸につかえていた蟠りや迷いがスッキリ取れました。
ホント馬鹿ですね、こんな事にも気付かなかったなんて。
受賞。受賞。。今年獲らなければ。。で頭の中が麻痺してたんですね、きっと。
これからは迷い無く、自分の好きな絵を描く事にだけベストを尽くします◎
でないと多分以前の僕は越せないから。
それを達成出来た時に結果は付いてくるんだと信じて。
※今回の結果を経てそれ以上に改めて強く感じた事は、審査員の先生方が今回の僕の結果に対して（他の出品者の皆様に対しても同じ思いだと思いますが）とても心配して下さっていた事、僕以上に痛みを感じて下さっている事でした。
その結果を導いてしまったのは僕自身なのに。。
その気遣いと温かい言葉にマジ涙が出そうになりました。。
何も知らずに、ここ何日かふさぎ込んでいた自分を本当に情けなく思います。
ホントに白日会で良かった!!
審査員の先生方本当にありがとうございました！そして本当にお疲れさまでしたっ！！
PS:一つ嬉しいお知らせが。今回の作品はどうやら地方巡回に選ばれたみたいですので日展が巡回する地方の方、どうか観てやって下さいね◎
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