岸辺露伴ルーブルへ行く。作画担当した作品公開。
:2023/7/6 :福井欧夏の生活日記 :(0)
『#岸辺露伴ルーヴルへ行く』で私が作画担当させていただきました劇中画の画像アップについてプロデューサーより許可が出ましたのでアップさせていただきます。
◎ 本日より作画した作品3点についてそれぞれ各エピソードを添えて別々にアップさせていただきます。
〈 フェルメールの作品について 〉
最初の監督との打ち合わせで、今回の映画はルーヴルが舞台だと伝えられ、最初は現存するフェルメール作品の模写をする位なのかと思っていたのですが、監督より福井さんにはフェルメールの新作を描いていただきたいんです。と言われ、一瞬フェルメールの新作って何⁈ と思いましたが、未だまだ発見されていないフェルメール作品と説明を受けました。
何度かの監督との打ち合わせを通し、段々と画面の形が見えてきたものの、誰も知らない新たな作品であり、さらに誰が見てもフェルメールの作品だということが一瞬で判らなければいけないと言うこともありましたので、制作にあたりそのプレッシャーがかなりあったのを覚えています。
製作途中にもわざわざ監督自ら何度もアトリエまでお越しいただき作品チェックを受け理想の質を高めていきました。
そして改めて今まで自分が持っているフェルメール関係の本を全て読み直してイメージをつぎ込んで今回の作品が出来上がりました。
そういった意味では自分としても新たな勉強になりました。
作品の完成度も今まで携わったテレビドラマなどに出してきた絵とは全く違った完成度で仕上げ、映画の大画面に耐えうるようガチの作品作りをしました。
※ 映画をご覧になられた方ならわかるとお分かりになると思いますが、同じ完成度でこの作品とその模写作品の2枚描いております。
まだ映画をご覧になってない皆様、映画は大ヒット中で、まだロングランしておりますので、ぜひ会場でご覧ください。